初心者向け:サーブを打つときのコツって何?

バレーにおいてすべての始まりとなるのがサーブです。

今回はサーブがなかなか入らないよという方のためにサーブのコツを解説していきたいと思います。

サーブとは?

サーブとは、試合開始または点が入るごとにエンドライン(コートの一番後ろの線のことです。)から相手コートに向かってボールを打つことです。

基本的には得点を入れたチームがサーブする権利を得られます。

しかし、エンドラインを踏んでしまった場合やサーブを打つまでに8秒以上たってしまった場合などは、相手に得点が入りサーブの権利が相手に移ります。

サーブの種類は?

サーブは大きく分けると3つに分かれますが、その中でもよく使われるものも含めると5種類存在します。

それぞれについて簡単に解説します。

アンダーハンドサーブ

ボールを下から打つサーブです。

メリットとしてはボールの軌道が大きな放物線を描くため相手コートに入りやすく、高く打てば相手にとって取りづらいサーブを打つことができます。

デメリットとしては、相手にとってはボールが見えている時間が長いため落下地点を予測しやすく、きれいにレシーブされることが多いです。

サイドハンドサーブ

ボールを横から打つサーブです。

メリットとしては、アンダーサーブに比べボールの軌道が低くなるためより効果的です。

デメリットは特にありませんが、次に紹介するオーバーハンドサーブよりも威力は強くないのでレシーバーには少しあげられやすいサーブです。

オーバーハンドサーブ

ボールを自分より上で打つサーブです。

このサーブは大きく

  • フローターサーブ
  • ジャンプサーブ

の二つに分けられます。

フローターサーブとは、ボールに回転をかけないように打つことでボールが相手コートでぶれるように落ちていきます。ジャンプサーブは後で説明します。

フローターサーブ

立ったまま、または少し歩いて打つフローターサーブです。

メリットとしては足が地面についているため体が安定して力を最大限出しやすいので、極めれば強烈なサーブを打つことができます。

デメリットは特にありません。

オーバーハンドサーブに慣れている人であれば、ボールをコントロールしやすく一番確実にサーブを決められる方法といえるでしょう。

ジャンプフローターサーブ

ジャンプして打つフローターサーブです。

メリットとしてはジャンプする前に助走をするのですが、それにより体の推進力を生かせるため楽にサーブを打つことができます。

デメリットとしてはサーブのトスが乱れると姿勢が乱れ、サーブが入らなかったりフローターがかからず相手にとられやすくなってしまいます。

また、助走をするため自分とエンドラインとの距離が分かっていないとエンドラインを踏んでしまい、失点することもあります。

ジャンプサーブ

簡単に言うとエンドラインから打つスパイクです。

助走の仕方から打つまでの動きはほぼスパイクと変わりません。

メリットとしてはスパイクを打つようなサーブなので、サーブの中で最も威力のあるサーブを打つことができます。

デメリットとしては、ジャンプフローターサーブよりも助走距離は長いし、サーブトスもかなり高くなるので、トスが乱れるとサーブが入らなかったりエンドラインを踏んでしまう可能性がとても高くなります。

またコントロールもしにくいです。

正直このサーブはかなり難しいので、初心者の方にはお勧めしません。

超初心者ならアンダーまたはサイドハンドサーブがおすすめ!

アンダーまたはサイドハンドサーブはあまり威力はありませんが、掌で打つオーバーハンドサーブと違い手首の内側で打つため、ボールに触れる体の面積が大きくなり、ボールに手を当てやすいです。

ではそれぞれのサーブを打つときのコツをお教えいたしましょう。

まずアンダーハンドサーブについてですが、コツとしては大きく六つです。

  1. 打つ高さはだいたい自分のおなかと胸の間くらい
  2. 手首の内側を斜め上に向けてボールに当てる
  3. 腕を伸ばして固定したまま振る
  4. 体から少し離して打つ
  5. 体の前で打つ
  6. 腕を振りぬく

特に重要なのは2,5,6です。

2について、手首の内側を斜め上に向けることで、そこにボールが当たれば勝手に前に飛んでいきます。

3について、体の前で打つことでボールに腕の振りの力が伝わりやすくなります。

腕を振りぬく理由も同じです。

初心者の方はボールがなかなか前に飛ばないと思うので、ここを意識してやってみてください。

次にサイドハンドサーブについてですが、だいたい上に書いたコツと同じです。

ただ違うのは、

打つ高さはおおよそ肩の位置で打つ

ということです。

そうすることでネットの高さと自分が打つ高さの差が小さくなるので、それだけボールを上に打つための力が必要なくなり、打つ力に変えられます。

これによりサーブが入りやすくなります。

ある程度上達したらフローターサーブを打ってみよう!

ボールを打つことに慣れてきたら、フローターサーブを打ってみましょう。

最初はなかなかネットを越えないと思いますが、コツをつかめば入るようになるのでそのコツをお教えいたします。

  1. ボールは自分より前で打つ
  2. なるべく高いところで打つ
  3. 掌の下のほうの硬いところで打つ
  4. トスを安定させる

それではそれぞれについて解説していきたいと思います。

1については先ほど説明したとおりです。

2についてですが、なるべく高いところで打つことでサーブが入りやすくなる(サイドハンドサーブのところで説明しました。)なるのはもちろんですが、こうして打つと手に遠心力の力が加わるのでより強いサーブを打つことができます。

3について、掌の下のほうの硬いところで打つと力が伝わりやすいのでボールを遠くまで打つことができます。

4について、これはトスを安定させる方法があります。

それは、ボールを手に乗せて腕を前に伸ばし、その位置を保ったままトスを上げる方法です。

このやり方でやると、ちょうどいいとことろにボールを安定してあげられるので、ぜひやってみてください。

このやり方でサーブが入らないよという方は、歩いて助走をつけてみるといいです。

ただ、歩いてトスをするとトスが乱れることが多いので、気を付けてください。

最後に

サーブはプレーの最初に打つのでとても重要なものです。

これを決めることで得点できたり、相手を崩したりできます。

崩すだけでも味方の士気は上がることでしょう。

逆にサーブが入らないと味方の士気は下がり、相手に流れを持っていかれます。

サーブだと馬鹿にせず、いいサーブはできなくても最低限相手コートに入れられるようになりましょう。

そうすることで自分たちが勝つ可能性はぐっと上がります。

これからも練習頑張っていきましょう!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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